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その理由の一つは、授業で説明を受けた方が理解しやすいことです。一人で本を読んでいても理解できなかった難解な内容が、授業で明快な説明を受けたら、すっと理解できたという経験は、きっと皆さんもおありでしょう。 もう一つの理由は、授業に出席すると、それが担当教員と深い心のつながりが生まれる機会となりうるからです。そのことがよく分かるのは、中高生のときに、ある科目が好きになった理由として、その科目担当の先生が好きだったことを挙げていることです。 東京大学の多くの教員は、それぞれの専門分野の学問の構築に関わってきた研究者です。そのような研究者は、授業においては、単に知識を授けるのではなく、一つ一つの内容について、自身の思いを込めようとするものです。その思いが聴き手に伝わったときに、教員と聴き手の間の心のつながりが生まれます。それが聴き手の間でも共有されることもあります。それは、聴き手である学生にだけでなく、教員にとっても、自らの学問を豊かにし、新たな発見の契機ともなりうるものです。それこそが、「生」の授業の力であり、大学で授業が行われる意義なのです。 授業には学生と教員との相性もあり、また、教員と学生の興味のもちかた、あるいは、必要とされる予備知識のレベルの不一致などのために、個々の学生にとって、深く感動できるような授業はごく限られたものになるでしょう。しかし、教養学部では多様な授業が数多く開講されています。その中から、一つでも心に残る授業に出会えたら、それを通して生涯の師が得られることが期待できるのです。 「生」の体験が大切であることは、課外活動についてはもっと分かりやすいでしょう。教養学部では、伝統的に学業だけでなく課外活動も重視されており、きわめて多様な活動が盛んに行われていますが、共通しているのは、誰もが好きなことに打ち込んでいることです。好きなことに没頭するときに得られる高揚感は、生きる喜びそのものです。また、好きなことに徹底的に取り組み、努力していけば、やがてそれは、自分だけではなく、他の人にも喜びをもたらせるようになることも分かるでしょう。 たとえば、スポーツや音楽演奏は、最初のうちはなかなかうまくできません。それでも、困難を一つ一つ克服してゆくのはとても楽しいものです。努力を重ねてある程度上手にできるようになってくると、自分だけでなく、それを見たり聴いたりしてくれる人にも楽しんでもらえるようになります。これは、他の人との間で深いレベルのコミュニケーションが成立し、それによって喜びが生まれることを意味しています。そして、これはまさに自ら直接体験するからこそ実現できることです。 自分の思いが深いレベルで他者と共有される喜びは、創造を伴うあらゆる営みに共通します。自然科学、人文科学、社会科学を問わず、研究の喜びは、自分が発見したことの面白さを伝え、それが共有してもらえることにあります。教養学部において課外活動も重視されている理由はここにあります。 最後に触れておきたいのが、教養学部における友人との「生」の付き合いの大切さです。東京大学の学生は、広範囲にわたって潜在能力が高く、学業に優れているだけでなく、それ以外の才能にも恵まれた個性豊かな人たちが大勢います。ここにいる皆さんは、やがて、それぞれの専門分野の第一線で活躍されることになりますが、大きな可能性を秘めた皆さんが、将来の進路が決まる前の段階で知り合い、親しくなることができる場が教養学部です。夢と期待で胸を膨らませながらいっしょに入学してきた皆さんが駒場で育んだ友情は、きっと生涯にわたって続くでしょう。 皆さんが、駒場にいる間に、多くの「生」に触れることを通して、良き師と良き友に巡り会うとともに、自分が本当に喜びをもって深めてゆけるものを見出して、その道に進むに十分な基礎を養われることを心から願い、私の式辞といたします。   平成28年(2016年)4月12日 東京大学教養学部長  小川 桂一郎 このページの内容に関する問い合わせは本部総務課までお願いします。 お問い合わせ カテゴリナビ 総長談論 役員・監事略歴 歴代総長 未来社会協創推進本部 ソーシャルメディア 東京大学における災害時の情報発信 サイトマップ サイトポリシー プライバシーポリシー 採用情報 UTokyo Portal utelecon よくある質問 本サイトの管理・運営は広報室が行なっています。 各ページの内容に関連するお問い合わせは、当該ページに記載の問い合わせ先までお願いします。 アクセス・キャンパスマップ © The University of Tokyo 柏キャンパス 本郷キャンパス 駒場キャンパス アクセス・キャンパスマップ 閉じる 戻る アクセス・キャンパスマップ 閉じる 戻る アクセス・キャンパスマップ 閉じる 戻る アクセス・キャンパスマップ 閉じる

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